お彼岸お盆やお彼岸に、先祖が現世に帰ってきていると一般的には言われていますよね。
お墓参りに行きたくても行けない人もいますし、旦那さんの実家のお墓参りに行きたくないという悩みを抱えている人もいるようです。
そもそもお墓参りは、行く意味はあるのでしょうか?
行かない人が増えているようですが、その割合はどのくらいなのかも気になります。
行かないと罰当たりでなにか不幸が起こってしまうのでしょうか…
今回はお墓参りの根本的な意味から、行かない人の割合、罰が当たってしまうのかなどを調べてみました。
墓参りに行く意味ってあるの?行きたくないな
これまでお墓参りに行く習慣がなかった人が、結婚をして相手方のご両親からお誘いを受けて戸惑ったり、親しい人が亡くなられてお墓参りをどうしたら良いのかなど、馴染みがないと悩んでしまいますよね。
忙しくて行けないという人もいるかもしれません。
そもそもお墓参りの意味とはなんなのでしょうか?
祖先のや親しかった人の供養
仏教では人の魂は死後、この世に残ると言われています。
他の考え方では、生きている人の心に宿る、というものもあるようです。
このように宗教によって考え方はかなり変わってきますが、お墓参りに行くことで先祖を敬う気持ちや、亡くなった人の大切さを再確認するということが大切です。
劣化を防ぐ
また、お墓は手入れしなければ年々劣化してきてしまいます。
お墓の様子を見に行き、最低限のメンテナンスをすることで、末永く綺麗に保つことが出来るのです。
手を合わせに行くということを意識するのではなく、行くことに意味があると考えると少し気が軽くなるような気もしますよね。
私も幼い頃、何の為に行くのだろうと首をかしげた時がありました。
しかし、母の大好きだった曾祖母の話を聞いて、実際にお墓に行くとつまらないという気持ちから、ほんの少しだけ感謝という気持ちが顔を覗かせていました。
尊敬する母の原点を知れたことが大きかったのかも知れませんが、行くことでなにか得られたり、普段出来ない感謝というものを素直にできたりするかもしれません。
墓参りに行かない人の割合や行かない理由は?
2016年に行われた調査によると、男女1000人のアンケート結果では90%以上が1年に1度はお墓参りをすると答えました。
お墓参りに行きたくない、事情があっていけないという人はおよそ10%ほどだったようです。
(参照元https://fanfunfukuoka.aumo.jp/より)
こうしてみてみると、年に1回はお墓参りをしている方が多いようですね。
行かない理由として、行く意味がないとか、行くのが面倒臭いという人の割合は、全体的に見ても少ないです。
お墓参りと聞くと、年に何回も行かないといけないというイメージがありましたが、お盆やお彼岸の時期だけや、行ける時だけでも大丈夫に思えますね。
墓参りに行かないと罰当たりで不幸になるって本当?
近年は「お墓離れ」という言葉があるそうです。
様々な宗教で、多種多様な考え方がありますが、無宗教である人が増えているのも事実です。
昔は「お墓参りに行かないと罰当たり!」なんて言われていましたが、本当のところはどうなのでしょうか?
単刀直入に言うと、お墓参りに行かないことで不幸が起こったり、罰が当たるなんてことはないそうです。
お墓参りに行かないからといって悪いことが起こるというのは、科学的にも証明されていないので安心して大丈夫かと思いますよ。
しかし、人というものは面白いもので何か不幸なことが起こると原因を探そうとする生き物です。
もしお墓参りに行く予定で、結局は行かなかったという状況の時に、信仰心が強い人だともしかしたらバチが当たった!などと考えてしまうかもしれません。
悪いことが起こるかどうかというのは、捉え方の問題が大きいようです。
さいごに・お盆やお彼岸に墓参りに行けない場合は?
お墓参りは昔から大切にされてきた習慣ではありますが、現代では強制されるべき行事でもなくなってきています。
後ろ向きに捉えるのではなく、お墓参りによって得られるものがあるかどうかというのを考えることがいいかもしれませんね!
お盆やお彼岸に行きたくても行かれない時は、お家で手を合わせて供養をしたり、ご先祖さまに感謝するだけでも気持ちは伝わると思いますよ。
命の大切さや、ご先祖を敬うことで得られる安心感などを教えてくれる機会の1つとして、たまにはお墓参りに行くのもいいのではないでしょうか?
今回の記事で、記事を読んでいる方のお墓参りへの疑問や、ハードルが低くなっていたら嬉しいです。