ご先祖様や、故人の魂が現世に帰ってくると言われるお盆の時期、新型ウイルスの影響や遠方だからと、行けない理由が多くあると思います。
お墓参りに行けない場合はどうすればよいのでしょうか?
お盆休みに必ずお墓参りをしなければならないのか、もし行くならばいつまでがベストなのか…
様々な疑問の解消方法をご紹介します!
墓参りに行けない時はどうしたいいの?
行かれないと心配になってしまう人もいると思いますが、墓参りというのは必須ではありません。
お墓参りに行かないことでバチが当たるのではないかなど、考えてしまう場合もありますが、こちらに関しては全く科学的な根拠がありません。
自宅からお参り
お墓参りというのは故人や、ご先祖様に手を合わせて感謝することが大切なのです。
なので仕事はもちろん、外出を控えるべきこの時期に、無理をしてお墓参りをする必要はないと言えます。
混雑や日中の暑さを避けて時間をずらしたり、お墓参りの時期事態ををずらすことも、もちろん大丈夫です。
そして、自宅からお参りをするというのも1つの方法です。
自宅からお参りをする場合は、お仏壇に手を合わせる、お墓のある方向を向いて手を合わせる、お供え物を用意する、など出来ることが多くあります。
代行サービス
行かれないけど、お墓のメンテナンスはやらないとと気になる場合は、お墓参りの代行サービスというものもあります。
墓石の掃除までつくと相場が2万円前後のようなので、こちらも手段の1つとして考えてみてもいいかもしれません。
無理をせず出来る範囲で感謝を伝えることが大切ですね!
では、次にお盆以外でのお墓参りの時期などについてご紹介していきます。
墓参りはお盆以外にいつでもいいの?いつまでに行くべき?
お墓参りには適した時期がお盆以外にもあります。
春と秋のお彼岸、そして故人の命日です。
春彼岸は春分の日の前後3日間、秋彼岸は秋分の日の前後3日間がよいとされています。
お盆と同じく設定されている期間が長めなので、お墓参りがしやすいのではないかと思います。
彼岸初日を「彼岸の入り」
春分・秋分の日を「中日」
彼岸最終日は「彼岸の明け」
と区別しており、お墓参りに最も適するのは中日とされています。
次にお墓参りに適した時期とされているのは、故人の命日です。
亡くなった方と同じ月日の祥月命日は1年に1度ですが、月命日であれば年に11回チャンスがあると言えます。
また、年末年始・正月や人生の転機(進学・就職・結婚・出産)などにも、お墓参りをする人はいるようです。
お墓参りに行く時期を逃してしまった場合、いつまでに行けばいいのか心配な方もいると思います。
こちらに関しては、明確にいつまでに行かなければならないという縛りはありません。
お墓参りをしてはいけない時期、というものもないので「行きたい」と思った時で大丈夫なようです。
仏滅や、29日(2重に苦しむ)といった日は避けた方がよいと言われることもありますが、仏滅は仏教の考えには全く関係ないそうです。
そして29日は「ふく」と読むことも出来るため、こちらも気にしなくてよさそうです。
今の時代は、様々なサービスの充実や、祟りなども起こらないと科学的に証明されてもいるので、お墓参りに行けなくても気負うことはないと思います。
外出がしにくくなった今だからこそ、お墓参りそのものに意味を見いだすだけでなく、故人やご先祖様に対する感謝の気持ちを持つことを大切にしていきたいですね。