おつまみやおやつに人気のするめ。
焼かずにそのまま食べても良いのか、食べ方に迷っている人もいるのではないでしょうか。
するめは焼かずにそのまま食べても良いの?
結論を言うと、するめは焼かずにそのまま食べてもOKです。
するめをそのまま食べる時の美味しい食べ方や、簡単にできるアレンジレシピをご紹介します。
するめは焼かなくてもそのまま食べられる?
するめを焼かないでそのまま食べても問題ないのか迷うという人もいるのではないでしょうか。
結論を言うと、するめは焼かずにそのまま食べてもOKです。
するめは乾物の一種であり、製造される過程でしっかりと干してあるので、焼かないでも安全に食べることができます。
一方で、市販のするめの中には「炙ってお召し上がりください」と表示されていたり、ご家庭によっては「焼いてからしか食べたことがない」という人もいらっしゃいます。
これは、火を加えることによって、するめの風味をより一層感じることができるためと思われます。
また、炙ることによって
柔らかくなり噛みやすくなる
というメリットもあります。
そのままでも美味しく安全に食べられますが、「するめの風味をもっと感じたい」「するめが硬すぎる」という方は、炙ってから食べてみるのもおすすめです。
するめのそのままでも美味しい食べ方
するめをそのまま食べる時の美味しい食べ方には、以下のような方法があります。
- 焼いて香ばしくする方法
- 重曹で食べやすくする方法
- 米のとぎ汁で食べやすくする方法
少し手を加えるだけで、するめの香りや味わい、食べやすさをより一層引き立てることができますよ。
どれも手軽にできますので、するめを「そのままでももっと美味しく食べたい」という人におすすめです。
それぞれ詳細を解説します。
焼いて香ばしくする方法
コンロやグリル、オーブン、フライパンなどで、するめを焼いて加熱する方法です。
焼いて火を通すことで、するめの香りがより一層引き立ちますし、食感も少し柔らかくなって食べやすくなります。
上手く焼くには、下記のポイントに気をつけると失敗がなくて安心です。
- 焼く前にするめを数分水につけておく。
- 弱火でじっくり焼く。
- 焼きすぎに気をつける。
するめは焼きすぎると、硬くなってしまいます。
それを防ぐために水分で少ししめらせて、焼きすぎないよう様子をみながらやると安心です。
姿干しのするめの場合は、あらかじめキッチンばさみで数か所切り込みを入れておくと、焼きあがった時に手で裂けて食べやすいですよ。
この「焼く」という方法は、時間も手間もかかりません。
食べたい時にサッとできるのが良いですね。
焼いたするめは、マヨネーズや七味唐辛子をつけて食べても美味しいです。
米のとぎ汁で食べやすくする方法
お米のとぎ汁を使うことで、するめを食べやすくすることができます。
やり方は簡単で、「お米のとぎ汁にするめを漬けて一晩おく」だけです。
するめが生のイカのようにプルプルになります。
柔らかいのでお子様でも食べやすいです。
するめの元々の美味しさはそのままなので、噛むたびにするめの旨みを感じることができます。
お米を研いだついでにするめを漬けておけば、ほおっておくだけで翌日にできあがるのでお手軽ですね。
重曹で食べやすくする方法
重曹を使うことで、するめをもっと食べやすくすることができます。
【用意するもの】
- 水…1リットル
- 重曹(食用)…大さじ1
【手順】
- 水に重曹をとかす。
- ①にするめを入れて一晩おく。
- するめを取り出し、水を軽く切って完成
重曹を使うことで、するめが生のイカのように柔らかくなります。
硬すぎるするめが苦手な人や、普通のするめとは違う食感を楽しみたい人にもおすすめです。
するめの簡単アレンジレシピを紹介
そのまま食べても美味しいするめですが、ほんの少し手間を加えるだけで、立派なおかずやおつまみが作れます。
簡単にできるアレンジレシピをご紹介します。
するめのバター醤油炒め
【材料】(2人分)
- するめ…30g
- 水…適量
- バター…小さじ1(約4g)
- 醤油…小さじ1/2
- お好みで七味唐辛子…適量
- するめを一晩水につけておく。
- 水気をよく切り、するめを食べやすい大きさにカットする。
- 熱したフライパンにバターをひき、②を炒める。
- するめに火が通ったら醤油をたらし、盛り付ける。
- お好みで七味唐辛子をかけて完成。
バター醬油の香りとするめの香りが食欲をそそります。
するめを戻しておくことで、生のイカを炒めたような食感と噛むほどに滲み出る旨みを楽しめます。
ほどよい嚙み応えがクセになります。
おつまみにはもちろんですが、晩御飯のおかずとしてもおすすめです。
するめの天ぷら
【材料】(2人分)
- するめ…30g
- (★)水…250ml
- (★)酒…250ml
- 天ぷら粉or小麦粉…50g
- 油…適量
- するめをキッチンばさみで食べやすい大きさにカットする。
- 切ったするめを(★)を合わせたものに2~3時間浸す。
- 柔らかくなったするめを取り出し、もどし汁は70mlほど取っておく。
- するめの水気をよく切り、軽く天ぷら粉(分量外)をまぶす。
- 天ぷら粉ともどし汁を混ぜ合わせ、④のするめをくぐらせる。
- 180℃に熱した油で揚げて完成。
そのまま食べる機会が多いするめですが、おかずの一品にすることもできます。
衣のサクサクと、するめの弾力のある食感がやみつきになります。
噛むほどに旨みが口に広がります。
おかずや晩酌のお供にぴったりです。
お手軽松前漬け
【材料】(2人分)
- するめ…30g
- 昆布…20cm
- にんじん…1/3本(約30g)
- (★)しょうゆ…大さじ3
- (★)酒…大さじ3
- (★)みりん…大さじ3
- (★)水…大さじ3
- するめと昆布をキッチンばさみで細く切る。
- にんじんは細切りにする。
- 小さい鍋に(★)を入れて、ふつふつするまで煮立てる。
- ③が煮立ったら、火を止め冷ます。
- するめ、昆布、にんじん、④をタッパーにいれて漬ける。
- 時々混ぜて、2日ほど経ったら完成。
昆布は日本酒などで少し湿らせておくと切りやすいですよ。
お正月に定番の松前漬けは、普段のおかずにもぴったりです。
するめと昆布の旨みを存分に味わうことができます。
冷蔵保存で10日ほど持ちます。
多めに作っておけば、おかずにもう一品ほしいという時もサッと出せるので便利ですね。
するめの食べ方・そのまま&アレンジレシピまとめ
するめは焼かないでそのまま食べることができます。
一方で、炙ったり、重曹や米のとぎ汁を使ってひと手間加えることでさらに美味しくなります。
さらに、簡単な調理で立派なおかずやおつまみにもなります。
するめは「そのまま」食べるだけでなく、色んな食べ方を楽しむことができるんですね。
この記事が、するめレシピのレパートリーを増やす参考になれば嬉しいです。