栄養満点でつるつるトロトロの食感も楽しめるめかぶ。
めかぶを初めて買った人はそのまま食べられるのか、調理法に迷う人もいるのではないでしょうか。
めかぶはそのまま食べられるの?
めかぶは加熱処理されていれば、そのまま食べられます。
そのままご飯にのせたり、納豆やお味噌汁、スープに入れたりなど手軽に美味しく食べることができます。
一方で、「生めかぶ」は加熱処理が必要です。
生めかぶとの見分け方や下処理の方法を解説します。
さらに、めかぶをそのまま使ったおすすめ簡単レシピや、ひと手間加えたアレンジレシピもご紹介します。
めかぶはそのまま食べられるの?
めかぶは加熱が必要
初めてめかぶを買ったという人は、そのまま食べていいものなのか迷いますよね。
めかぶを食べる際は、加熱が必要です。
スーパーで売られているめかぶには、すでに加熱されているものもあります。
加熱済みかどうかは、めかぶの色で判断できます。
その見分け方をご紹介します。
めかぶの色が緑色の場合
めかぶの色が緑色→すでに加熱済み。そのまま食べられます。
めかぶが緑色の状態の時は、すでに加熱されています。
下処理する必要はなく、パックから出してそのまま食べることができます。
スーパーなどで売られているめかぶは、すでに加熱された状態で売られていることが多いです。
ご飯にのせたり、お味噌汁やスープに入れても美味しいですね。
なかには、食べやすいように細く刻まれていたり、味付けされていたりするものもあります。
そのまま使えて便利ですね。
めかぶの色が茶色の場合
めかぶの色が茶色→生の状態。加熱処理が必要です。
茶色のめかぶは、加熱処理が行われていない「生めかぶ」の状態です。
めかぶの旬の季節である3〜4月頃は特に、生の状態で売られることが多いです。
生めかぶを食べるためには、加熱する必要があります。
洗って汚れを落としてから、茹でる・炒めるなどして必ず一度火を通して食べるようにしましょう。
生めかぶを購入したら、湯通ししておくと、色んな料理に使えるのでおすすめです。
湯通しのやり方を以下にご紹介します。
まとめて下処理して保存しておくと時短にもなって便利ですよ。
生めかぶの下処理のやり方
生めかぶを食べるには、加熱する必要があります。
あらかじめ下処理しておくと、色んな料理に使えるので便利ですよ。
生めかぶの下処理の方法は以下の通りです。
- 生めかぶを水でよく洗う。
- 包丁で茎とミミの部分に切り分ける。
- 茎を沸騰したお湯に20秒ほど入れる。
- ミミ部分を加え、さらに10秒茹でる。
- お湯から引き上げ、冷水につける。
- お好みのサイズにカットして食べる。
生めかぶは茹でると鮮やかな緑色になります。
しかし、茹ですぎるとくすんだ色になってしまうので注意が必要です。
上記の時間を守り、茹でたらすぐに冷水につけることで、鮮やかな緑色をキープできますよ。
湯通ししためかぶは冷蔵で2〜3日、冷凍だと30日ほど持ちます。
多めに作って保存すれば時短になって便利ですね。
そのままでも美味しいめかぶの食べ方レシピ3選
めかぶはそのままでも美味しく、色んな食べ方ができるのでとても便利です。
今回はめかぶをそのまま使った簡単レシピ3つをご紹介します。
①めかぶの納豆ご飯
【材料】(1人分)
- めかぶ(味付け無し)…50g
- 納豆…1パック
- ご飯…適量
- めかぶは細切りorみじん切りにする。
- 納豆にめかぶを加えて混ぜ合わせる。
- ご飯にのせて完成。
めかぶ+納豆+ご飯の組み合わせは王道ですね。
シンプルでありながら、納豆のネバネバと、めかぶのツルツルした食感が最高です。
めかぶの切り方で食感が変わりますし、お好みで刻みネギ・卵・ちりめんじゃこを加えても美味しいです。
ご飯をお豆腐に変えても、さらにヘルシーになるのでダイエット中の方にもおすすめです。
めかぶの塩気があるので、納豆の付属のタレは味を確認しながら足すと安心です。
サッと作れる上に食べやすいので、朝ごはんにもおすすめですよ。
②めかぶのお味噌汁
【材料】(1人分)
- めかぶ(味付け無し)…1/2パック(25g)
- 豆腐…1/4丁(50g)
- だし汁…250cc
- 味噌…大さじ1
- お豆腐を食べやすい大きさに切る。
- だし汁を火にかけひと煮立ちさせる。
- 味噌を溶いて入れる。
- 豆腐、めかぶを入れる。
- 再度ひと煮立ちしたら完成。
めかぶを入れた際は、鍋が吹きこぼれやすいのでよく見ておくと安心です。
めかぶと豆腐のおかげで、ツルツルとろとろでやさしい口当たりのお味噌汁になります。
お味噌とほんのり磯の香りが相まって、ほっとする味になります。
③マグロとめかぶの和物
【材料】(1人分)
- めかぶ(味付け無し)…50g
- マグロぶつ切り刺身用…100g
- ごま油…小さじ1/2
- しょうゆorめんつゆ…少々
- マグロをボウルにあけてごま油をからめる。
- ①にめかぶを加え混ぜ合わせる。
- しょうゆorめんつゆを少々加えて混ぜ合わせたら完成。
こちらの和物は、もう1品おかずが欲しいという時にサッと作れるのでおすすめです。
ごま油の香りが食欲をそそり、お酒のアテにもぴったりの一品です。
簡単アレンジレシピ3選
めかぶはそのままでも美味しいですが、少し手を加えれば、色んな楽しみ方ができます。めかぶの簡単なアレンジレシピ3つをご紹介します。
①めかぶの炊き込みご飯
【材料】(2合分)
- めかぶ(味付け無し)…100g
- 米…2合
- にんじん…1/2本(50gくらい)
- 油揚げ…1/2枚
- ショウガ…ひとかけ(20gくらい)
- (★)しょうゆ…大さじ2
- (★)みりん…大さじ2
- (★)酒…大さじ1
- (★)顆粒だし…小さじ1
- 水…適量
- 米は研いだら20〜30分水に浸しておきます。
- にんじん、油揚げ、ショウガを細切りにカットします。
- 炊飯器に米、めかぶ、②、(★)の調味料を入れます。
- 炊飯器の2合の目盛まで水を入れ炊きます。
- 炊き上がったら約5分蒸らし、全体をふんわり混ぜて完成。
めかぶはそのまま食べることが多いですが、炊き込みご飯にしても美味しいです。
コリコリしためかぶの食感とやさしい風味が楽しめます。
ショウガがアクセントになって食欲が湧きますよ。
②めかぶの卵焼き
【材料】(1人前)
- めかぶ(味付け無し)…1/2パック(25g)
- たまご…2個
- しょうゆ…小さじ1/2
- 顆粒だし…小さじ1/3
- 油…少々
- 卵を溶いてめかぶ、しょうゆ、顆粒だしを加えて混ぜます。
- フライパンに油をひき、温めます。
- 通常の卵焼きと同じように焼きます。
卵のふわふわの食感と、めかぶのコリコリとした食感がどちらも楽しめます。
いつもの卵焼きにめかぶを加えるだけなので、忙しい朝ごはんや、晩ごはんのもう一品にもぴったりです。
③めかぶとキノコの中華炒め
【材料】(1人前)
- 生めかぶ…100g
- エリンギ…1/2本(30g)
- えのき茸…1/4株(50g)
- ごま油…大さじ1
- (★)しょうゆ…小さじ1
- (★)酒…小さじ1
- (★)みりん…小さじ1
- (★)鶏がらスープの素…小さじ1
- (★)塩コショウ…少々
- 生めかぶは水で汚れを洗い流す。
- 生めかぶの茎を細切りに、ミミの部分は一口大に切る。
- エリンギとえのき茸は食べやすい大きさに切る。
- 熱したフライパンにごま油をひき、③を炒める。
- ⑤きのこに火が通ったら、(★)の調味料を入れ混ぜる。
- 生めかぶを加え、色が緑色に変わったらすぐに器に盛って完成。
キノコとめかぶ、それぞれのシャキシャキした食感が楽しめる一品です。
めかぶは緑色に変わってからも余熱で熱が通るので、なるべく短時間で火から離すのが鮮やかな色をキープするポイントです。
そのまま食べることが多いめかぶですが、このようにメインの料理にも使うことができます。
生めかぶは、すでにカットされて市販されているものとは一味違い、風味も食べ応えもありますよ。
生めかぶは旬の3〜4月に店頭で並ぶことが多いです。
その見た目からつい敬遠しがちですが、このレシピは生めかぶを洗って切って炒めるだけです。
意外と手軽に使えて栄養豊富なのでおすすめです。
めかぶの食べ方・そのまま&アレンジまとめ
めかぶの食べ方と簡単にできるレシピをご紹介しました。
めかぶは加熱されたもの(=緑色のもの)を食べることができます。
茶色のめかぶは生の状態なので、必ず加熱してから食べましょう。
加熱されたものは、そのまま食べることもできますし、ひと手間加えれば副菜やメインのおかずまで様々アレンジが可能です。
この記事がめかぶを使った料理のレパートリーを増やす参考になれば嬉しいです。