妊婦さんが快適に過ごせるように作られたマタニティパジャマ。
しかし「値段が高い」「長く着ないのにもったいない」と購入を迷う人もいるのではないでしょうか。
マタニティパジャマは買わないとダメ?
結論を言うと、マタニティパジャマは買わなくてもOKです。
以下のもので代用することができます。
- 前開きのシャツワンピース
- 大きめサイズのパジャマ
- メンズ用シャツ
この他にも、ズボンがきつい時は、ズボンだけマタニティ用にする方法もあります。
マタニティパジャマを買わない人の理由や、反対に必要な場合はどんな時かをまとめてみました。
さらに、代用する場合の服の選び方や、夏と冬それぞれのポイントについてもお伝えします。
マタニティパジャマを買わない人が多い理由は?
マタニティパジャマを買わなくて良い理由
マタニティパジャマを「買わない」「買わなくて良かった」という人のその理由をネット上の口コミをもとにまとめてみました。
- 一時的にしか使わないのに値段が高い
- 授乳口があっても結局使わない
- 入院中は病院のレンタルがある
①使うのは一時的なのに値段が高い。
マタニティパジャマは、妊娠中の体に負担のないゆったりとしたウエストや、授乳口がついてますが、それらが必要となるのは限られた期間です。
少しの期間しか使わないのに、その割に値段が高くてもったいないと感じる人は多いようです。
また、マタニティパジャマは裾が長いデザインの物が多いですが、
裾が長くて寝る時にジャマだった
という意見もありました。
長めの丈は、ズボンがいらないといった便利な点もあるのですが、慣れてない人にとっては寝る時にあまり快適ではないかもしれません。
着る頻度が少ないものや、着慣れないものにお金をかけるのは抵抗を感じてしまいますね。
②授乳口は結局使わない。
マタニティパジャマは、授乳しやすいように授乳口がついたものもあります。
しかし、
服の前を全開にしてあげる方が楽
赤ちゃんの口元が見えにくい
などを理由に、授乳口はいらないと感じる人もいるようです。
授乳窓のボタンを締め忘れて下着が丸見えということもあり、注意が必要です。
授乳口がついたマタニティパジャマは多いですが、実際に授乳口を使うかどうかは個人差がありそうですね。
自分にとって必要かどうかが分かってから購入を考えても良いかもしれませんね。
③入院中は病院のレンタルがある。
病院によっては、入院中はマタニティパジャマをレンタルしてくれるところもあります。
入院中は汗をかいたり、出血や母乳で服を汚してしまうことも多く、着替えが数枚必要です。
しかしそのたびに自分で用意するのは大変ですよね。
病院のレンタルがあれば、わざわざ着替えを用意する必要がありません。
服の洗い替えを心配をすることなく安心して過ごすことができます。
以上のような理由から、「マタニティパジャマはいらない」という意見の人は多いようです。
病院のレンタルや代用品を使えば、マタニティパジャマを買う必要はないようですね。
マタニティパジャマが必要な場合
マタニティパジャマは他の物でも代用できます。
しかし、中には「マタニティパジャマがは必要だ」「買って良かった」という意見もあるようです。
マタニティパジャマを買った方が良い場合はどんな時なのか、以下にまとめてみました。
- 入院するときに病院から指示された人
- 代用品を自分で探すのが大変という人
- お腹の圧迫が気になる人
出産時に病院からの指示で、授乳口付のマタニティパジャマを用意するように言われる場合があるようです。
マタニティパジャマは、当然のことながら、出産時や産後に必要な機能が備わっている服なので、あれこれ悩む必要がなく、これを選べば安心というメリットがあります。
もちろん、前開きで、丈が長めのものといった条件を満たせば、マタニティパジャマでなくても代用できます。
しかし、代用品を自分で探すのが大変な人は、マタニティパジャマを購入される方が安心かもしれません。
さらに、妊婦さんの中には
お腹が圧迫されてズボンがきつい
と感じる人もいらっしゃいます。
特に、帝王切開をされた方は、産後に通常のズボンを履くと、傷口にちょうどゴムがあたって痛むことがあるようです。
お腹の圧迫や傷の痛みが気になる場合は、ズボンだけでもマタニティ用のものを購入するのもおすすめです。
ズボンだけ単品で買うなら、上下セットで買うよりも安く済むので安心ですね。
このように、マタニティパジャマを買った方が良い場合もあります。
ご自分の状況に応じて必要かそうでないか考えてみると安心ですね。
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代用する時に気をつけたいポイント
マタニティパジャマを買わずに他の物で代用する場合、気をつけたいポイントをまとめてみました。
- 前開き
- 丈が長め
- サイズは大きめ
- 腕がまくれる
- ズボンはサイズ調整可のもの
- 汚れが目立ちにくい色
前開き
前開きの服だと、授乳の際に服を下からまくる必要がなく、ボタンを開けるだけなので楽です。
また、産後すぐには体を思うように動かせず、看護師さんに着替えを手伝ってもらう場合があります。
前開きの服は介助する側もされる側も楽に着替えることができます。
丈が長め
丈が長めの服は、特に出産のために入院している時におすすめです。
出産後は悪露のチェックなどで病院から
「ズボンをはかないで」
と指示される場合があるそうです。
ワンピースのような丈が長めのものを着れば、下着が見えないので安心ですね。
さらに、ズボンがきついのを気にすることなく過ごすことができます。
帝王切開の場合は、ズボンを履く動作が大変なため、ズボンがいらない丈が長めの服は重宝します。
サイズは大きめ
マタニティパジャマではなく他の物で代用する場合、お腹を締め付けないようにサイズは大きめを選ぶと安心です。
メンズ用も選ぶのもおすすめです
産後に体型が戻ったら旦那様も着れるので無駄がありません。
腕まくりできる袖
産後に採血や点滴などする場合があります。
袖口がきついものは、腕を出しづらいので不便かもしれません。
シャツなどのように、腕まくりしやすい袖のものを選ぶと、ストレスなく過ごすことができます。
ズボンはサイズ調整可のもの
ズボンは紐などでサイズ調整ができるものが安心です。
お腹が大きくなったときはゆったりと着れますし、お腹が小さくなってきてからは紐で調整しながら長く着ることができます。
汚れが目立ちにくい色
悪露・母乳・赤ちゃんの吐き戻しなどで、産後は特にパジャマが汚れやすいです。
また、薄手の素材の物だと下着が透けてしまう可能性もあります。
汚れや透け感が目立たない濃いめの色を選べば、もしもの時も安心です。
これらの条件を満たしたものであれば、マタニティパジャマとして代用できます。
具体的な代用品の例と、季節ごとのポイントを以下にご紹介します
マタニティパジャマ夏の代用はこれがおすすめ
マタニティパジャマの夏の代用におすすめの服は以下の通りです。
- 前開きのシャツワンピース
- 大きめサイズのパジャマ
- メンズ用シャツ
マタニティパジャマの代用として、最もおすすめなのが前開きのシャツワンピースです。
前開きの服は、産後に看護師さんに着替えを手伝ってもらう時にお互いが楽です。
授乳の時も服をまくる必要がなく、サッとボタンを開けて授乳ができるので便利です。
さらに、ワンピースは丈が長いので、ズボンをはく必要がありません。
これ一枚で涼しく過ごすことができますね。
デザインをオシャレなものを選べば、産後はお出かけにも使えるので、長く着ることができます。
大きめサイズのパジャマや、メンズ用のシャツもおすすめです。
ゆったりとしているので、お腹を締め付けず快適に過ごせます。
夏は暑くて汗をかきやすいため、快適に過ごせるように、服の素材は綿やガーゼがおすすめです。
通気性がよく、肌触りも良いので着ていて気持ちよく過ごせます。
綿やガーゼはお洗濯しても乾きやすいので便利です。
半袖タイプでも良いですが、冷房の寒さが気になる人は、長袖タイプを選ぶと体温調整しやすくて安心です。
マタニティパジャマ冬の代用はこれがおすすめ
マタニティパジャマの冬の代用におすすめの服は以下の通りです。
- 前開きのシャツワンピース
- 大きめサイズのパジャマ
- メンズ用ネルシャツ
- 腹巻などの小物も活用
前開きのシャツワンピースは、夏だけでなく冬もおすすめです。
前開きであること、丈が長めなことは、授乳や入院中の着替えが楽にできて便利です。
生地は夏と同様、綿やガーゼ素材が肌触りが良くて快適です。
寒さが気になる人は裏起毛やネル素材もおすすめです
レギンスなどと合わせればお出かけにも使えるので、産後も長く使えます。
大きめサイズのパジャマやメンズ用のネルシャツも代用品としておすすめです。
ゆったりとしているので、お腹の締め付けを気にせずに過ごせます。
ズボンなどウエストを調整できるものであれば、産後も長く着続けることができます。
冬は寒さ対策が必要ですが、入院中は院内が暑く感じるかもしれません。
また、ホルモンバランスの変化によって産後は汗をかきやすくなる人もいるようです。
フリース素材など厚手のものを選ぶと暑くなりすぎてしまう可能性があります。
厚手の物を選ぶよりも、カーディガンなどの羽織もので温かさを調整するのがおすすめです。
また、冬場の授乳で胸やお腹に寒さを感じる方は、腹巻などのあったかい小物があれば安心です。
寒さを気にせず安心して授乳できます。
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マタニティパジャマは買わないでOKまとめ
マタニティパジャマを買わなくてもOKな理由と、おすすめの代用品についてご紹介しました。
「前開き」や「丈が長め」など代用品を選ぶ際のポイントや、季節ごとの気をつける点についてもお伝えしました。
それぞれのポイントを押さえれば、代用品でも問題なく過ごすことができます。
この記事が、産前産後を快適に過ごすためのヒントになれば嬉しいです。