衣類スチーマーを持っていても上手くシワが取れず、上手な使い方のコツや、正しい使い方があれば知りたいと思いますよね。
衣類スチーマーは、衣服の裾を軽く引っ張り、ゆっくりと滑らせると上手にシワが取れます。
裾や袖口はスチームだけよりも、アイロン台に置いてプレスするとキレイに仕上がりますよ。
また、ワイシャツ・ニット・スーツなど、素材によってスチーマーの使い方は異なります。
衣類のアイロンマークの表示を確認して使用するのがおすすめです。
今回は、衣類スチーマーの上手な使い方について詳しくご紹介します。
衣類スチーマーの上手な使い方の基本を紹介
衣類スチーマーでキレイに仕上げる、基本的な使い方をご紹介します。
衣類スチーマーは、スチームの熱と水分を利用して手軽にシワを伸ばしていける点が特徴です。
アイロンで仕上げるよりも立体的にきれいな仕上がりになるんですよ。
基本的にはどの方向に動かしてもシワを伸ばせます。
“衣服を軽く伸ばしながらゆっくりと”がポイントですね。
素材によっては、繊維を傷つけないために衣服から数センチ離して使用するものもあるため要注意ですね。
ハンガーにかけたままの使い方
ハンガーにかけたままスチームをする時は、ハンガーが動いてしまわない場所で行うのがコツです。
壁際にかけると背後が安定するためおすすめです。
そして
衣服の裾を反対の手で軽く引っ張るように伸ばしながら、衣類スチーマーをゆっくりと当てていくのがポイントです。
素早く動かすとシワが取れにくい場合もあるため、“丁寧にゆっくりかけること”を意識すると良いですね。
素材によってスチーマーを滑らせるスピードを変えると、さらにキレイにシワが伸ばせますよ。
| 素材 | 綿・麻・ウールなど | レーヨン・ポリエステルなど |
| 動かすスピード | 10cmをおよそ3秒 | 10cmをおよそ1秒 |
襟や袖などのより効果的な仕上げ方
襟や裾は、アイロン台を利用しましょう。
アイロン台に衣服を置き、シワの部分を引っ張りながら、アイロン面がある場合は、アイロン台でプレスもするときれいに仕上がります。
プレスとして使用する時には、スチームは使いません。
スチームの水が垂れる場合は、水分がおさまってからプレスします。
衣服のボタンの隙間・スラックスの折り目などもハンガーにかけたままのシワ伸ばしが難しい部分なので、この方法を用いると良いですね。
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ポチップ
ワイシャツのシワをキレイに取る衣類スチーマーの使い方
ワイシャツのシワを取る時は、衣類スチーマーの使い方に、ちょっとしたコツがあります。
シワが取れない時のコツ
ワイシャツのシワが取れない時には、スチーマーを動かす速さをゆっくりにすると良いです。
ポイントは、“10㎝を3秒かけてゆっくりと進むこと”です。
「シワが取れないな」と感じた時は、動かすスピードが速すぎる可能性があります。
衣服を軽く引っ張りながら、ゆっくり進めることを意識してゆっくりと滑らせると上手くできますよ。
また、ワイシャツの袖口のボタンを閉めると衣服が引っ張りやすくなり、しっかりとシワを伸ばせるので試しても良いですね。
袖や襟など細かい箇所は、アイロン台でプレスすると良いでしょう。
素材別で温度を変える
衣類の素材によっては、シワが元からシワが伸びずらいものもあります。
素材ごとに温度を切り替えることで、衣類ごとに適したシワを取ることができます。
生地別に、コツや衣類スチーマーを使用する際の注意点をご紹介していきますね。
綿（混紡素材を含む）
形状記憶・綿素材の衣服はシワを伸ばしやすいです。
衣類スチーマーはしゃっきとした仕上げには向いていないため、綿100％・形状記憶ではないものは、アイロンを使用すると良いでしょう。
麻（混紡素材を含む）
麻素材も綿同様です。
こちらもシワを伸ばしてふんわりとした仕上げになります。
ポリエステル
衣服にスチーマーをあてる時は、スチームを使用せずドライな状態でアイロン面をあてると良いでしょう。
レーヨン
ポリエステル素材と同じく、スチームは使わず、アイロン面を滑らせます。
レーヨンは、衣服から少し離してであればスチームも可能ですが、長時間スチームを当ててしまうと生地が縮んでしまう可能性があるので注意です。
シルク（絹）
シルク（絹）は繊細な素材のため、低温で衣服から1㎝ほど離した状態で使用します。
生地にスチームを直接あてると傷むため要注意ですね。
ウール・カシミヤ・アクリル
シルク（絹）と同じく、衣服から少し離した状態でスチームします。
生地に直接当てることはNGです。
ウール・カシミヤ・アクリルの素材に対しては、シワを伸ばすというよりも“かたちを整える”効果があります。
ニットのたたみジワを和らげたり、毛足の長いコートは裏側からスチーマーをあててふんわりさせるのに最適です。
ベルベット
衣服からおよそ1㎝離してスチームを使用できます。
生地に直接当てるのは避けましょう。
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スーツやジャケットでの使い方のコツ
スーツやジャケットでの使い方のコツをご紹介します。
まずはハンガーが動かないよう安定した場所にかけます。
素材によってシワを伸ばすコツがあるため要チェックです。
| 綿 |
| ジャケットやスーツの裾を軽く引っ張りながら、スチーマーをゆっくりと滑らせるようにあてていきましょう。 |
| ウール |
| 直接上着に当てないように注意しながら、衣服から1㎝ほど浮かせてゆっくりとスチームしていきます。 |
どちらもゆっくりと滑らせていくのがポイントですね。
一気にスチーマーをかけようとすると上手にシワが伸びないため、少しずつ区切りながらあてていくとキレイに仕上がりますよ。
ブラウスやシャツ
ブラウスやシャツも、安定した場所にハンガーをかけてスチーマーを使用します。
その他に細かいポイントがあるんですよ。
生地が薄いブラウスやシャツは、ボタンを留めるとシワを伸ばしたい面が安定します。
そして裾を軽く引っ張りながら、ゆっくりと滑らせていくと良いでしょう。
細かい部分はアイロン台でプレスするとしっかりと仕上がりますね。
衣服のシワが取れない時はぜひ参考にしたいですね。
綿100％・形状記憶でないブラウスやシャツは、アイロンの利用がおすすめですよ。
衣類スチーマーの効果が発揮される衣類やアイテム
衣類スチーマーは、衣服のシワ取り以外でも活躍してくれるんですよ。
特に立体的な部分を仕上げたい時や、衣類の消臭除菌効果をしたい時に効果があります。
フリル・パフスリーブ・ジャケット・スカートの立体的な部分は、アイロンでの仕上げがむずかしいですよね。
ふんわり仕上げが得意な衣類スチーマーを使うと、立体的な仕上がりにできますよ。
また、使用頻度の高い小物や、洗濯がむずかしいコート類の消臭除菌としても最適です。
衣類スチーマーで使えない素材
衣類スチーマーを使えない素材もあるため、使用の際は注意しましょう。
衣類のタグには、「アイロン不可」「スチーム禁止」のマークが付いているものがあります。
その他にも、「あて布」の表示がある場合は1㎝ほど離してスチームを使用します。
素材が縮んだり、生地を傷める恐れがあるため、いずれかのマークがある衣服は表示を守って使うと安全ですよ。
また、革製品も使用不可のため注意です。
衣服によってスチーマーの使い方・当て方が異なるため、使用前に十分に注意していきたいですね。
まとめ
今回は、「衣類スチーマーの上手な使い方やコツ」を中心にまとめました。
ワイシャツやスーツ・ニットなど、生地によって使い方が異なりますね。
ハンガーにかけたまま使用できる衣類スチーマーは、さっとシワを取りたい時に便利なお役立ち家電です。
特にスーツを頻繁に使用する人にとっては便利なものなので、これを機に購入を検討してみるのも良いですね。
