年末年始になると何かと使う機会の多い黒豆。
開封後なかなかすぐに使い切れない事が多い黒豆ですが…
一般的に売られている煮豆の開封後の賞味期限は、冷蔵保存で約1週間前後と言われています。
今回は市販の黒豆の開封後の賞味期限と、手作りの煮豆の賞味期限や、冷凍保存について調べてみました。
黒豆の開封後の賞味期限は?甘露煮や煮豆の瓶詰めは冷蔵庫でどのくらい持つ?
煮豆の瓶詰めの場合、砂糖が少なければ開封後冷蔵庫で1週間前後は持つと言われています。
砂糖が多めに使われている場合は、2週間ほど持つそうです。
甘露煮の場合は砂糖が多く使われているので、2週間が目安です。
ただし冬以外はなるべく1週間以内に食べきるようにしたほうが良いですね。
いずれの場合も、瓶や容器から直箸で食べてしまうと、雑菌等が混入しやすくなるので腐敗が早まります。
食べる分だけを、毎回きれいな箸でお皿に取り分けて食べるようにしてくださいね。
黒豆の汁に賞味期限はあるの?
黒豆の煮汁を、捨ててしまうのがもったいないと感じることもありますよね。
黒豆の煮汁の場合は、空気に触れないようタッパーなどに入れ、冷蔵保存する事で2~3日持つと言われています。
途中、火を入れる事によってもう少し長く、1週間保存する事が出来ます。
ただし砂糖が少ない場合はもっと短くなります。
すぐに使用しない場合は、冷凍保存した方が安全です。
手作りの黒豆の賞味期限はどのくらい?
市販の黒豆は手作りに比べて、高温処理がされていたり、防腐剤などが含まれている場合があります。
手作りの黒豆の場合、冷蔵保存で1週間ほどの賞味期限を目安にしておきましょう。
こちらも砂糖が多めの場合はもう少し長く、2週間程度まで保存する事が出来ます。
調理し終え粗熱が取れた状態の煮豆をタッパーに移し、10℃以下で保存してください。
また、保存の際は必ず豆が煮汁に浸かるようにしてください。
煮汁にきちんと浸かっていないと、豆が乾燥して固くなってしまうためです。
もう少し長く持たせたい場合は、2~3日に1回火入れすると更に1週間ほど保存する事が出来ます。
煮豆を火にかけ、75℃以上の加熱を1分以上続けると、完全ではないですが殺菌する事が出来ます。
ただし、火にかけるとその度に水分が蒸発し煮詰まってきてしまいます。
繰り返し過ぎると味が落ちてしまいますので、美味しく食べきりたい場合はなるべく早く食べきるようにしてくださいね。
生の黒豆に賞味期限はある?
乾燥した黒豆は、直射日光を避け、冷暗所で保存すれば半年~1年は保存する事が出来ます。
カビたり虫に食われたりしていなければ、1年以上保存する事も可能です。
ただし、時間がたつほど風味が損なわれたり煮るのに時間がかかってしまうため、なるべく早めに使用した方が良いですね。
黒豆の賞味期限は冷蔵と冷凍で変わる?
煮豆を冷凍保存する場合は、水気を無くして保存する事で長く保存する事が可能です。
煮汁を入れずによく水気を切り、フリーザーバッグに移して冷凍する事で賞味期限は1か月になります。
煮汁に浸かった状態で保存する事も可能です。
こちらは賞味期限は上記と比べると3週間と短くなりますが、シワのないツヤツヤの状態で食べる事が出来ます。
比較すると、煮豆の冷蔵保存の場合は最大でも2週間なのに比べ、冷凍保存だとその倍の期間保存する事が可能になっています。
食べきるのに時間がかかってしまう場合は、冷凍保存した方がよさそうですね。
さいごに
「長生きできる」という意味が込められている黒豆の賞味期限は
瓶詰めの煮豆の場合は、開封後は冷蔵庫で1週間程
瓶詰めの甘露煮の場合は、開封後は冷蔵庫で2週間程
黒豆の汁は、冷蔵庫で2〜3日程
手作りの黒豆は、冷蔵庫で1週間程
乾燥した生の黒豆は、冷暗所で半年~1年程
が目安です。
いずれにしても、風味が残っている内に早めに食べ切るようにしたほうが、最後まで美味しく食べられますね。